ハイライト:
- 乳製品の消費量は増え続け、538ポンドから655ポンドへと上昇しています。
- 2023年の乳製品トレンドには、免疫系の健康のための発酵乳製品、アニマルフリー乳製品、体重管理のための乳製品、ウェルネスのためのプレミアムチーズ、高タンパク乳飲料などが挙げられます。
2023年注目の乳製品トレンド
濃厚な風味、健康に良い栄養素、機能的なウェルネス面の恩恵など、乳製品カテゴリーが消費者に提供できるものは数多くあります。2023年の新たな乳製品トレンドでは、こうしたすべての特性が大きな注目を集めることになるでしょう。
増加する米国の乳製品消費
一人当たりの牛乳の年間消費量が長期にわたり減少しているにもかかわらず（1975年の247ポンドから2020年の141ポンドへ）、乳製品全体の消費量は増え続けています（538ポンドから655ポンドへ）。1この増加を後押ししているのは、ヨーグルトとチーズです。ヨーグルトの消費量は約700%増の一人あたり14ポンドとなり、チーズはほぼ倍増して一人あたり40ポンドとなっています。これは牛乳400ポンド以上に相当する量です。2
2023年の乳製品トレンド
2023年に目を向けると、乳製品カテゴリーがどれだけ進化したかを垣間見ることができます。技術革新が成長し、変化を続ける消費者の要求を満たしてきたおかげで、乳製品はアメリカ人の食生活に不可欠な存在であり続けています。ここで、2023年の乳製品トレンドを見てみましょう。
1.免疫系の健康のための発酵乳製品
新型コロナウイルス感染症の世界的流行によって免疫系の健康の重要性が浮き彫りになると、さらなるサポートを求めた消費者はスプーンですくえるヨーグルトや飲むヨーグルトなどの発酵乳製品に手を伸ばしました。世界的流行が終息に向かう今も、引き続き多くの消費者が日常的な食事に発酵乳製品を採り入れています。腸内細菌への影響によって認識されている免疫系のメリットに加え、消化器系の健康に関心のある消費者にとって発酵乳製品は人気の選択肢となっています。
2.アニマルフリー乳製品
近年、植物性ミルクから始まり、植物性ヨーグルトやチーズ、アイスクリームまで、植物由来の乳製品が市場に広がっています。植物由来ブランドが新しいフレーバーや成分の革新を続ける一方で、注目すべき新たな競争があります。アニマルフリーミルク——細胞農業によって生産された乳清タンパク質で作られたミルク——が、間もなく店頭に並ぶ予定です。この新しいタイプのミルクは、ラクトースフリーとノンコレステロールを謳うことができ、チーズや他の乳製品の製造に利用できます。
3.体重管理のための乳製品
コロナウイルス感染症による長期の外出制限・封鎖を受け、消費者は余分に増えた体重（いわゆる「コロナ太り」）に対処するための減量戦略を検討している最中です。運動量を増やしたり断続的断食などのダイエットを試したりするのに加えて、消費者が目を向けているのが体重管理に役立つ食品です。乳製品、特に高タンパクで低糖の製品は、この解決策の一部として安定した地位を占めるでしょう。メーカーは、乳タンパク質が満腹感に果たす役割についてメッセージを発信することで、このトレンドを先取りすることができます。
4.ウェルネスのためのプレミアムチーズ
新型コロナウイルス感染症の世界的流行の期間には、やけ食いに走る消費者がいた一方で、より健康的な食事を含む、いっそう健康的な生活習慣の獲得に力を注いだ消費者もいました。このように、健康を最大限まで高めるために栄養豊富な機能性食品を利用しようという意識の高まりが、ウェルネスチーズに重要なチャンスをもたらしています。プロバイオティクス、ビタミンD、オメガ3などの成分が強化されたプレミアムチーズは、健康志向のスナックとして強い訴求力を持っています。
5.高タンパク乳飲料
高タンパク乳製品RTD（レディ・トゥ・ドリンク、つまりすぐに飲める飲料）も、2023年の躍進が期待されます。こうしたタンパク質が強化された飲むヨーグルトやシェイクやフレーバーミルクは、あちこち動き回る多忙なライフスタイルへと戻りつつある消費者にとって、健康的なプロテインスナックや完全食として利用できる製品です。タンパク質レベルが高いので運動のサポートにも利用できます。種類が豊富で濃厚なフレーバーで知られる高タンパク乳製品RTDは、意識的な贅沢のニーズにも応えてくれます。
グランビアとともに健康的で美味しい乳製品を
こうした新たな乳製品トレンドは、消費者にとって乳製品がいかに重要で意味のある存在であり続けているかを再認識させてくれます。消費者の動向を追い続けるメーカーは、現代の消費者が求めている健康、利便性、味のメリットの提供に必ず成功するでしょう。
グランビアでは、乳製品の開発をサポートするさまざまなソリューションを提供しています。当社のクリーンラベル機能性乳タンパクであるOptiSol®1005や1007などは、製品加工、風味、クリーミーさを向上させ、特許出願中のUltraHi™プロテインヨーグルトテクノロジーが、ヨーグルト製品一食当たり50グラムを超えるタンパク質を達成できるように各ブランドをサポートします。機能性食品に対する消費者の関心の高まりに対応するために、プロバイオティクス入りチェダーチーズも取り扱っています。
是非当社にお問い合わせいただき、私たちが提供する幅広い乳製品と、カスタムプレミックスソリューションについて知ってください。このソリューションは皆様の次なる乳製品にビタミン、ミネラル、そして人気の機能性成分を追加します。