サプリメント市場でグミの人気が急上昇中

グミによるサプリメント市場が、フレーバー、成分、そして消費者が最も求める健康やウェルネスのニーズに対処した機能面でのメリットという点で、イノベーションを巻き起こしています。今日、最も大きな勢力を誇るグミサプリメントのトレンドをチェックしてみましょう。

ハイライト

ビタミングミが現在もグミ市場を席巻し、手軽な方法で健康を維持したいと考えている新たな消費者の関心を引きつけています。

各社が知っておくべきグミサプリメントのトップトレンドには、免疫系の健康、気分やストレスのサポート、睡眠とリラクゼーションなどのワードが連なっています。

進化と拡大を続けるグミのサプリメント市場

163億ドル規模に達する世界のグミ市場は急速に成長しており、2020年から2028年まで、12.6%の年平均成長率（CAGR）で成長すると予測されています1。グミは便利で楽しいサプリメント形状として、若年世代の消費者を中心に、手軽に健康を維持したいと考えている新たな消費者の関心を引きつけて離しません。

世界のグミ市場で38%という最大のシェアを占めているのは北米で、これに欧州とアジア太平洋が続きます2。米国でのグミの売上高は50億ドルをわずかに超えており、今後、2021年から2028年まで、11.3%という高い成長率が予測されています3。

ビタミングミがグミ市場を持続的に席巻する一方で、他の種類のグミ、特に特定の機能的利点を謳うグミが市場シェアを獲得しつつあります。例えば、COVIDのパンデミックは、免疫補助サプリメントを同セグメントのトップトレンドの1つに押し上げました。

グミサプリメントのトップトレンド

マルチビタミンや特定の単一ビタミングミ（ビタミンCグミなど）は引き続き好調であり、あらゆる年齢層の消費者に幅広い予防的健康サポートを提供しています。これら以外にも、さらにターゲットを絞った健康とウェルネスの利点を提供するグミが成長しています。

各社が知っておくべき機能上の利点、成分、フレーバーという点におけるグミサプリメント市場のトレンドを紹介しましょう。

免疫系の健康

多くのサプリメントブランドはCOVIDのパンデミックに対応し、子ども向けの免疫強化用グミなど、免疫系をサポートする新製品を発売しました。免疫系への健康効果を促進するグミに含まれている最も人気の高い成分は、ビタミンC、亜鉛、エルダーベリーです。これらのグミではビタミンCを連想させるオレンジやタンジェリンなどの柑橘系のフレーバーが流行していますが、エルダーベリーのフレーバーも人気が急上昇しています。

気分とストレスのサポート

パンデミックに伴うストレスから、消費者は精神的なバランスの維持を助けてくれる製品も求めるようになりました。グミの各ブランドは、幸せや落ち着き、ストレス解消といった言葉を含む製品名を用いて、これらの利点を伝えています。これらのグミに含まれている主な成分には、マグネシウムやL-テアニン、GABA、アシュワガンダなどがあります。この分野では、トロピカルな風味や、明るく気持ちを高めてくれるその他のフレーバーが流行しています。

睡眠とリラクゼーション

睡眠とリラクゼーションのサポートも、グミのめざましい成長分野です。メラトニンは睡眠補助グミに欠かせない成分ですが、バレリアンも人気を呼び始めています。睡眠やリラクゼーション用のグミにはカモミール、レモンバーム、タルトチェリーなどの植物が使用されており、これらもまた、一般的な柑橘類やベリー系以外のフレーバーとして、新たな好機を提供しています。L-テアニン、 GABA、カンナビジオール（CBD）も、睡眠やリラクゼーション用グミに、より広く使用されるようになりました。

現代の消費者を考慮したグミの配合とは

グミサプリメントは長い道のりを経て、さらに進化し続けています。グミを市場での成功に導くためには、各ブランドが消費者にとって最も重要な健康やウェルネスの不安に取り組み、最新の科学によって裏付けられた成分を常に意識しておくことが重要です。また、グミは噛むことができる形状のため、消費者の関心を離さずに引き寄せておくためには美味しさという要素が欠かせません。

カテゴリーを牽引するトレンドとグミの栄養補助成分群を知り尽くし、グミ処方の優れた専門知識を誇る私たちグランビアは、ブランドを支えるサプライヤとしてグミメーカーからまっ先に選ばれています。グミという用途に特化して機能を最適化した栄養素から、フレーバー、カスタムのプレミックスソリューションまで、私たちは広範囲にわたる多彩な成分を提供しています。一緒に次の製品開発に取り組むパートナーとして、ぜひ私たちにお声かけください！

References

1-3. Grand View Research, Gummy Market Size, Share & Trends Analysis Report By Application, By End User, By Distribution Channel, By Region, And Segment Forecasts, 2020 - 2028, August 2021.