健康への関心が未だに高い
FMCGグルスがリリースした最新のコロナウイルスアンケート1によると、コロナウイルスを懸念する消費者の数はまだまだ世界中に大勢いるとのことです。私たちは最近、世界8か国からのアンケート結果から消費者の反応と健康への認識についてレビューしました。対象とした国には、ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、日本、メキシコ、そしてアメリカが含まれます。アンケート対象の国の中でも懸念が最も多かったのはブラジル(55%が懸念している、14%が非常に懸念している)で、続いてメキシコ、アメリカ、ドイツ、フランス、カナダ、中国、日本となっていました。日本と中国を除き、すべてのアンケート対象国で半数を超える人々が未だにコロナウイルスに対して懸念を抱いていました。
アメリカでは、87%の消費者が愛する者たちの健康を心配していました。一方で自身の健康について心配している人は69%に上りました。実際、愛する者の健康に関する懸念は、米国とメキシコを除いたすべての国で最も大きな関心事となっていました。アメリカとメキシコでは経済に関する懸念の次に愛する者の健康に関する懸念が入っていました。個人の健康に関する懸念が最も高かったのはブラジル(75%)で、続いて日本(71%)、アメリカ(69%)、中国(69%)という結果になりました。
最も大きな健康に関する懸念
アンケ―ト対象のすべての国の消費者については、コロナウイルスによって全体的な健康と免疫に関する関心が高まったことが示されています。さらに、多くの消費者の中で全体的な栄養素に関する関心も高まっていました。メキシコとブラジルでは49%の消費者が、アメリカでは43%、中国では42%の消費者が大きな関心を示していました。アメリカやカナダ、メキシコ、ブラジル、ドイツでは、半数以上の消費者が精神的な健康に関する関心が高まっていると回答しました。アメリカでは、67%の消費者がそのように回答しました。