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2023年、スナック売り場の新たな展開は?

スナックに関して言えば、現代の消費者はバランス、つまり楽しい体験と栄養面での恩恵を求めています。ここでは2023年のスナックのトレンドと、各ブランドが健康志向スナックでどのように成功しているかを見てみましょう。

ハイライト: 

  • 多くの消費者が日常的に間食を楽しんでおり、多くの人が健康志向のスナックを求めています。
  • スナックで楽しい体験と栄養面の恩恵を提供することで、各ブランドがどのように成功しているかをご覧ください。

スナック食品におけるトップ栄養素

多くの消費者が日常的に間食を楽しんでいるため、健康志向スナックの選択肢に対する期待が高まっています。Hartman Groupによると、世界中の消費者の69%がスナックはひとときの贅沢であると回答し、67%がスナックは栄養を高めるものであると回答しています。1このバランスが重要です。健康志向とは必ずしも健康的であることを意味するわけではなく、健康に悪い点が少なく、良い点が多いことを意味します。

多くのメーカーではこれを達成するために、調合を管理したり、ミニパックやポーションパックのように量を制限したりすることで添加される糖とカロリーを低減しています。同時に、タンパク質、繊維、ビタミン、ミネラルなどの最も必要とされる栄養素が、製品に十分に含まれるように工夫しているのです。

1.タンパク質

発売される新製品の中心を占めるのは引き続きタンパク質を豊富に含む食品であり、多くの場合パッケージの前面にタンパク質の含有量が記載されています。現代の消費者にとって、タンパク質はより健康的な製品の目印なのです。特に植物由来のタンパク質に対する需要が高まり続けています。これは、より多くの消費者がフレキシタリアン(時には動物性食品も食べる柔軟なベジタリアン)的な食事パターンを受け入れるようになっているためです。

現在プロテインスナックとして特に人気がある製品は、ヨーグルト、プロテインバー、プロテインシェイクですが、スナックのタンパク質強化は広がり続けています。高タンパクのクッキー、スナックケーキ、スナック風の朝食シリアルは、プロテインスナックカテゴリーの進化を示しています。

whipped cream

2.繊維

多くの消費者にとって、繊維はもうひとつの優先される栄養素です。繊維は、より長くより大きな満腹感を得るために役立つ成分として消費者に知られています。これは間食において特に重要な特性です。さらに繊維は、現代において引き続き最も大きな健康上の懸念のひとつである、消化器系の健康のサポートにも関わっています。

シリアルバー、グラノーラバー、スナック風シリアルなど、穀物由来のスナックは繊維を供給する上で特に有利です。さらに、全粒穀物が配合されたクラッカーやチップスは、日常の食事における繊維の重要な摂取源となり得ます。ナッツやタネのスナック、果物のスナックも人気です。

3.ビタミンとミネラル

消費者は、健康全般をサポートするために必須ビタミンやミネラルの摂取量を増やすことにも関心を持っています。トレイルミックス、ナッツやタネのスナック、フルーツスナックなど、一部のスナックではビタミンやミネラルがもともと豊富ですが、より高いレベルを達成する強化という方法があります。

例えば栄養強化バーは、多くの場合一日摂取量の20%以上のビタミンやミネラルを提供する人気のスナックで、「高い」または「優れた摂取源」と謳われます。しかしながら押出パフからレディ・トゥ・ドリンク飲料まで、あらゆるスナックをカスタム栄養プレミックスによって強化し、このニーズを満たすことができます。

2023年注目のスナック食品

スナック食品カテゴリー全体が急成長を続ける中で、一部のスナック部門は特に注目に値します。栄養を最優先しながらも、革新的な成分やフレーバーや形状を取り入れている部門です。

1.植物由来ジャーキー

Epicなどのブランドは、興味深い成分に注目することでジャーキーを新たな高みへと導きました。今、植物由来のジャーキーがそれに続いています。植物由来ジャーキーの原料には、小麦(Upton's Naturals社のJerky Bites)、ジャックフルーツ(Snack Jack社の植物由来ジャーキー)、キノコ(Savory Wild社のPortabella Jerky)、そして最近ではリョクトウとエンドウ豆由来のプロテイン(Beyond Meat社の植物由来ジャーキー)があります。

jerkey

2. 100%チーズスナック

成長を遂げそうなもうひとつのスナックが100%チーズスナックです。チーズを食べやすい大きさに切ったり形を整えたりして焼いただけなので、タンパク質やカルシウムを含むチーズの恩恵を余すところなく提供します。例としてElma Farms社のAir Cheese Crunchy Cheese Bitesや、Just the CheeseのBaked Cheese Bar、Mini Crispsが挙げられます。100%チーズスナックはケトジェニックダイエットとの相性も良好です。

3.間食用シリアル

より多くの消費者が自宅で朝食を食べるようになったため、新型コロナウイルス感染症の世界的流行の期間中にシリアルの売り上げが急増しました。そして多くの人が、シリアルは間食にも向いていることを発見しました。この習慣はどうやら定着しそうです。牛乳に入れても袋からそのまま食べても、食物繊維、ビタミン、ミネラルを豊富に含み、心地よい甘さが特徴のシリアルは魅力的な健康志向のスナックです。Wonderworks Keto-Friendly Cerealなど、高タンパク質を提供する製品もあります。Crunchie Milk Protein Bitesを加えることで、タンパク質とサクサクした食感の両方を高めることができます。

健康志向スナック

健康志向スナックの消費者は、甘いものであれ風味のあるものであれ、刺激的なフレーバーや食感や形状を通して贅沢なひとときを楽しめる上に栄養面でのメリットも付加されたスナックを求めています。間食に対するこのバランスの取れた姿勢は、今後も成長が予測されるトレンドです。これは、より健康的な生活を送るために、より多くの消費者が少しでも持続可能な方法を追求しているためです。


1. The Hartman Group, Snacking 2020: Emerging, Evolving and Disrupted, 2021.

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