免疫に対する消費者の態度
世界的に見て、免疫系のサプリメントや、免疫系の働きを高めるための食品に関心がここ最近高まっていることが知られています。FMCG Gurus1 によると、昨年だけでも、北米で61%、ヨーロッパで56%、アフリカで50%、アジア太平洋で48%、45人南アメリカのパーセントと、世界中の消費者が免疫力を向上させるために食事とライフスタイルに変更を加えていると報告しています。変更を加える最も一般的な理由として、悪健康状態に苦しんでいる為ではなく、健康について積極的になりたい為という欲求が挙げられています。
消費者が免疫の健康を自己評価するように求められたとき、アフリカ59%、アジア太平洋57%、南米55%、ヨーロッパ52%と、北米を除くすべての地域で、半数以上が免疫が良好または非常に良好であると報告しています。北米の消費者は免疫の健康に対する満足度が最も低く、免疫は良好または非常に良好であると答えた消費者は49%しかいませんでした。
Nutrition Business Journalによると、風邪/インフルエンザ/免疫サプリメントは米国サプリメント市場全体の7%を占めています。2 免疫系のサプリメントカテゴリは、力強い成長が続く見通しで、2018年の317万ドルから上昇し2022年までに390万ドルに達すると予測されています。
免疫系のビタミンとミネラル
Mintelによると、2014年から2019年の間に発売された免疫系に作用すると主張するグローバル製品のうち、58%がビタミンを含み、48%がミネラルを含んでいました。これらの食品、飲料、サプリメントで使用されている免疫系サポート要素の内、トップビタミンは、ビタミンC、D、B6で、トップミネラルは亜鉛でした。上の5年の間に出た新しい免疫強化製品に含まれていた微量栄養素のうち、次のものが上位10に入ります。
- ビタミンC(38%)
- ビタミンD(31%)
- ビタミンB6(27%)
- ビタミンA(26%)
- 亜鉛(25%)
- ビタミンE(24%)
- カルシウム(24%)
- 葉酸(23%)
- ニコチン酸(23%)
- ビタミンB!1(22%)
免疫系を強化する製品には多くの成分が含まれていますが、Mintelは、免疫効果をもたらすものとして消費者に最も認識されているのは、ビタミンC、ビタミンA、亜鉛であると報告しています。しかし、FMCG Gurusは、ヨーロッパ、アジア太平洋、およびアフリカでは、鉄分が免疫系の向上に最も頻繁に関連される成分であり、また南アメリカではマグネシウムがで最も高い評価を受けていることを発見しています。
免疫系を強化する植物成分及び食品
免疫系のビタミンとミネラルにより惹きつけられる消費者が一定数いる一方、他の消費者は、免疫サポートのために食品や植物成分に注目している傾向が見られます。これらの消費者は、免疫系を自然に高める方法を知りたいものの、製品が十分に研究された根拠に基づいた利点を持つ成分(例:生姜、カムカム、ニワトコ、特定のキノコなど)が含まれていることを期待しています。
Mintelは、免疫機能への作用を主張する新製品でより頻繁に使用されている多くの植物性成分を特定しました。以下が2014年から2019年にかけて、機能性食品およびサプリメントメーカーによる使用率の上昇が注目されている成分になります。/p>
- カルシウム
- 生姜
- 緑茶
- シナモン
- 高麗人参エキス
- マカ
- エキナセアエキス
- 霊芝